商工会議所LOBO調査(早期景気観測調査)2023年4月調査結果

LOBO調査は全国各地商工会議所が参加する全国規模の早期景気観測調査です。

業況DI は、経済活動の回復により、全業種で改善。先行きは、コスト増や人手不足等で慎重な見方

 全産業合計の業況DIは、▲11.1(前月比+3.7ポイント)。サービス業では、客足が回復基調な飲食・宿泊業を中心に、改善した。小売業では、インバウンドの増加で売上が好調な百貨店に下支えされ、改善した。また、製造業では、サービス業等の非製造業での設備投資需要の回復で改善し、卸売業でも、製造業からの引き合い増や、客足が回復する小売業や飲食・宿泊業からの受注増で改善した。建設業でも、政府の補正予算による公共工事の受注増で改善した。原材料・エネルギー価格の高騰や人材確保に向けた賃上げ等のコスト負担増、度重なる仕入価格の高騰に価格転嫁も十分に行えていない等、経営課題は山積も、経済活動の回復が続き、業況は2021年12月ぶりに全業種で改善した。

この記事を書いた人

滋賀県商工会議所連合会